
2025.05.07
LoGoフォームで評価証明書を取得してみました
武蔵小杉の司法書士 木下尚子です。楽しみにしていたGWもあっという間に終わってしまいました。
以前も記事に書いたのですが、登記申請の際には「登録免許税」という税金がかかります。
そしてその税額を算出するためには、固定資産評価額が分かるものが必要になります。
毎年不動産の所有者宛に送られてくる固定資産税の「課税明細書」を使うこともできますが、お客様から委任状等をいただき、私が代理で「固定資産評価証明書」を取得することも多いです。
固定資産評価証明書は、横浜市や川崎市の場合には、それぞれの区役所の窓口で交付を受けられます。そして交付は同じ区内の不動産に限りませんので、例えば幸区の評価証明書を、中原区役所で取得することもできます。
東京23区内の場合には都税事務所で発行をしてもらうのですが、都税事務所まで行かずに都税証明郵送センターへ郵送で申請をすることも多いです。
郵送の場合には、評価証明書を発行してもらうための手数料分の定額小為替を申請書に同封して送る必要がありますが、その定額小為替を購入するための手数料(手数料ばかりかかりますね…)が結構高く、1枚あたり200円かかります。
1,000円など比較的高い金額の小為替を購入する場合はまだ納得できるのですが、100円の小為替を購入するのに手数料を200円支払うときは、やはり少し残念な気持ちになります。
そこでふと、都税に関する証明書を電子申請(LoGoフォーム)することができるという案内を思い出しました。
前回案内を見たときは、所有者本人からしか電子申請ができないものだと思い込んでしまい、詳細を確認していませんでしたが、HPをよく見ると代理人からも申請が出来るようでしたので、早速試してみることにしました。
思い込みはよくないですね^^;
郵送申請の場合と違うのは、PC、自分(受任者)のマイナンバーカード、「マイナサイン」というアプリをインストールしたスマートフォン、それと支払に使用するクレジットカード等の準備が必要ということだけです。
お客様からいただいた評価証明書取得のための委任状や、所有者本人が亡くなっている場合に必要になる除籍謄本等の書類は、全てスキャンをしてデータで添付をすればよく、原本を送付する必要はありませんでした。
それに交付までもとてもスムーズで、今回申請データを4/25に送信したところ、3日後には納付額の案内メールが届き、すぐにクレジットカードで支払いをしたところ、その2日後には評価証明書が手元に届きました。
支払額は、評価証明書の発行手数料と、片道の郵送料110円のみですので、郵送申請の場合にかかる小為替の購入手数料と、こちらから申請書を送るための郵送料は、かからないということです。費用をご負担いただくお客様にとっても、これはメリットですね。
ちなみにまだこのシステムに気づかず、4/22に都税証明郵送センターへ郵送申請をしたものは、いまも返送されてくるのを待っている状態です。